施設見学会のご報告(8/11・法寿苑)

投稿日:2023年08月23日

令和5811日、法寿苑にて施設見学会を開催しました。

コロナ禍以降、初めて見学会という形で皆様に宣伝し2名の見学者様を迎えて開催することが出来ました。

簡単な自己紹介の後、まずは、施設内を30分程度かけて見学していただきました。

 

途中、天井からぶら下がるビニールシートの下を通過。コロナ感染対策用に設置したのだと介護長。法寿苑内で感染者が出た場合にはこのビニールシートで利用者、職員の往来を遮断するためのものです。

 

 

また非常階段へと繋がる扉にもひと工夫。(工夫内容については長々と書けないので、興味のある人は是非見学へ!)

 

その後、質疑応答という名の座談会へ。見学者様からの質問だけでなく、過去の見学会での質問を基に見学担当から事務長や介護長、デイ主任に質問しながら、話は独り立ちまでのプロセスや法寿苑の教育体制に。

 

ところで、この日法寿苑では今年新卒で入社して3ヶ月が経過した職員が働いていました。「誰が、その新人職員か解りましたか?」と少々意地悪な質問を見学者様にしてみたところ、2人とも「解らなかった」との返事が。逆に言えば「弘善会に就職し法寿苑の教育プログラムを受ければ、約3ヶ月後には、こんな風になれますよ」という事をさりげなくアピール。

 

さて、今回の見学でいつもと違うことがあるとすれば、デイのレクリエーション体験を取り入れたところ。コロナ禍では絶対に出来なかった見学者様のレク体験!

  

レクリエーションと聞いてゲーム的要素を強く感じる方もおられるかもしれません。もちろんレクと名前が付く以上、ゲーム要素が強いことに間違いは無いのですが、身体を使った運動も取り入れたものである旨の説明を主任からさせていただき、いざゲーム開始。

 

この日のレクリエーションは「波乗りジョニー」

手を使って糸をクルクル巻きながらジョニーを引っ張るというゲームです。

 

腕を膝の上にのせてクルクルするのと、写真のように腕を伸ばしたままクルクルするのでは手や腕にかかる負荷が全く異なります。ご利用者様には無理のない程度にお願いしますが、見学者様には腕を伸ばした状態で挑戦してもらいました。

「これ、80歳以上の方がやると思うとどうですか?」と主任。見た目以上に握力と腕の筋力を使うのか「思ったよりも運動になる」と見学者様。 

実は見学会前に、プロなら誰でも知っている。知っていて当り前の知識を見学者様に少しだけ披露(提供)して欲しい、と見学担当者から法寿苑にお願いしていました。

 

例えば、レクが単なるゲームでないことや、腕を伸ばせば運動がキツくなるのは介護職員なら常識ですが、これらを理解した上で、ご利用者様に挑戦してもらうのが大事なのだということを説明させてもらいました。この言葉のウラにはゲームというオブラートに包まれてはいるものの、対抗戦としてゲームを煽り、勝ちたいという人間の心理を逆手に取り、日常と異なる運動を楽しみながら、身体の機能を、どう維持させるのか?そしてそれを、今後(の介護)にどう活かすのか?また活かすことが出来るのか?という介護職員としての本音が隠れているように感じました。

 

約2時間の見学ではありましたが、通常の見学、座談会にプラスしてレクリエーション体験まで盛り込んだ今回の見学会、2名の見学者様の心に何か残るものがあれば幸いです。

 

最後になりましたが、ご見学いただきました2名の学生様、見学会にご参加いただき本当にありがとうございました。皆さまの就職活動が順風であり、残りの学生生活が有意義なものとなりますことを願っております。

 

さて、今回見学会にご参加いただけなかった皆さま、弘善会では就職目的は勿論、高齢者福祉がどのようなものか?を知っていただくチャンスだと捉え見学会を行っております。「働くにはハードルが高い、でも興味はある」という皆さま、見学に来ていただければ、体験から始まり、ボランティア、介護補助など様々な施設との関わり方(働き方)の提示も可能です。「そうは言っても、電話する勇気が・・・。」という皆さま。ハローワークの窓口や学校で「見学したい」と仰っていただくだけで日程調整の連絡はこちらから連絡させていただきます。あとは皆さまの少しの勇気だけ!

 

弘善会の見学でお待ちしております。

社会福祉法人 弘善会

施設見学担当 古本(フルモト)

087-847-9551


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