医療介護連携ミーティング(会議)

投稿日:2024年11月19日

法寿苑から「毎月医療介護連携会議を開いているから取材に来て」とのリクエストがあり、お邪魔して来ました。

 

法寿苑では令和610月から配置医師緊急時対応加算を算定しています。この加算は高まる医療ニーズに応えられる体制の構築に向けた施策の一環として設けられたもので、これまでは医師が早朝、夜間、深夜に診療を行った場合のみ算定の対象だったものが2024年度の改定で、これら以外の勤務時間外の場合でも算定出来ることになりました。

 

法寿苑としてはご利用者様やご家族様に安心して施設を利用いただくことはもちろん、国からの質の高い介護サービスを提供している事業所を評価する目的で作られた加算を算定することで施設の評価アップにつなげたいとも考えています。今回開かれたミーティング(会議)はこの加算の算定要件の一つとなっています。

 

 

この日の会議の参加者は嘱託医、看護主任、生活相談員、施設ケアマネと事務長。

そして今回の会議の対象となったのは8名のご利用者様、通常は入退所されるご利用者様に加え情報共有が必要なご利用者様についても対象にしています。とあるご利用者様が抱える問題について相談員が説明したところ、嘱託医から「僕から家族さんに言いましょうか?」と打診がありました。これに対して相談員から「近日中に家族様が来苑されるので、一度私から相談した後、先生(嘱託医)からもフォローいただけるとありがたいです」と返答をしていました。

 

会議終了後、相談員や事務長にインタビューを行いました。「先生(嘱託医)が相談しやすい雰囲気を作ってくれるんです」と相談員。「(医療的な部分を)気軽に相談出来るのがありがたいです」と事務長。この他にも「ご利用者様、ご家族様が法寿苑で安心して生活出来るために」との話を相談員から聞くことが出来ました。

この“ご利用者様、ご家族様が法寿苑で安心して生活出来るために”という言葉、奇しくも先日、秋祭りの際に実行委員から聞いたのと全く同じ言葉でした。

秋祭りのブログ記事はこちら

 

 会議自体は配置医師緊急時対応加算の要件になってはいるものの、加算要件云々よりもどうすれば法寿苑がご利用者様や家族様にとって安心する場所となり得るのかを検討する場として会議を使用しているように感じました。

 

そんな安心を提供するため今、何が必要なのかを嘱託医の先生と一緒になって考えている法寿苑です。


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