はるかのひまわり

投稿日:2020年08月03日

夏本番の児童養護施設讃岐学園に咲き誇る、特別な思いのこもったひまわり、皆さんは『はるかのひまわり』をご存じですか?

『はるかのひまわり』のお話は、平成7年1月に発生した阪神淡路大震災に遡ります。この震災で加藤はるかさんという小学生の女の子が被災し亡くなられました。半年後、家があった空き地に行くと、はるかさんが亡くなっていた場所に大輪のひまわりが咲いており、お母さんは「はるかがひまわりになって戻ってきた」と涙されたそうです。何も無くなってしまった街で多くの人を励まし勇気づけてくれたそのひまわりは『はるかのひまわり』と名付けられ、その後『はるかのひまわり絆プロジェクト』として、その種を全国に配布し、災害復興また命の尊さを再考する機会として「人の尊厳」と「人との関わりの大切さ」を広められました。

 

讃岐学園にこの『はるかのひまわり』がやってきたのは昨年。ご縁のあった近畿大学・吉川先生より種を譲り受け、讃岐学園の子ども達が命の大切さを学ぶ機会として園庭に植えられたものです。

昨年咲いたひまわりの種を保管し、今年、子ども達と水やりをしながら大事に育て、そしてこんなに立派に成長してくれました(^^)/

 

讃岐学園の子ども達にもこのひまわりの由来をお話しします。園庭いっぱいに咲く大輪のひまわりを見て、『綺麗やなぁ』『大きいなぁ』と感じると同時に、子ども達なりにはるかちゃんの想いや命の大切さ、友達との関わり方を考えるきっかけになれば・・・と思っています。

 

 

はるかのひまわりのように『まっすぐ、スクスク大きく育って欲しい』。これが職員の願いです(^_-)-☆


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