トレード研修(第1回)を行いました(その3)

投稿日:2021年12月27日

 

 

 

 

 

 

 

今回のトレード研修、初回にして特養職員からも様々なアイデアや意見を聞く事が出来ました。

その3では、それら意見を中心に書いてみたいと思います。
ちなみに第1回目トレード研修のご報告は今回のその3で最後になります。
この後も第2回、3回と研修は続きますが、可能な限り掲載も行いたいと考えていますので、
よろしければお付き合い下さい。

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、取材担当者がこれは取り上げたいと感じた特養職員の声の中にカーテンとは別に「使える車椅子が少ない。」と意見がありました。「壊れているの?」の質問に「そうではなく、(要介護度が上がった利用者様には使えない車椅子が沢山あって)リクライニングのような車椅子の個数が足りない。」とのこと。
入所時は十分機能を果たしていた車椅子も、ご利用者様の容態に合わせ本来は見直さなければならないのですが、そこが出来ていないことが解ります。
これには金銭面の問題が絡んでいることは想像に難くありません。また特養の入所条件が要介護3以上となったことで重度のご利用者様が徐々に増えた点も理由として考えられます。
ですが利用料をいただいている以上、利用者様の生活に合うよう解決しなければならない課題であり、利用者目線からの要望や意見であることが解ります。
ただし、前述のとおり金銭面の問題もあり、他の物品購入、修繕等の優先順位も当然絡んでくる問題です。

介護職員からは「お金がないから買えないんでしょ?」と諦めに近い言葉がありました。
実際その通りなのかもしれませんが、なんとかしなければいけないと考えているのも事実。
現在法寿苑は決算書を公開しており、職員のいう「お金がないから・・・」とはどういう意味なのかも次回以降の研修の際、併せて聞いていただければと考えています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最後に第1回目の研修を取材させてもらった担当者からも気が付いた点を報告させて下さい。
身内自慢のような書き方になりますが、担当者が見た限り特養職員は、じっとしている暇などなく、テーブルや床を拭いたり、洗い物をしたり、ご利用者様の爪のケア、飲み物提供、ベッドメイキングや、車椅子からベッドへの移乗と常に何か仕事をしていました。
それも上司や先輩職員から指示されて仕事をしている風ではなく、自分自身が積極的に仕事を探して動きつつ、ご利用者様からの要望に耳を傾けているように見えました。
もちろんこの間、座っている職員なんかおらず、後から考えて、いつ記録書いてるの?とも思える程働いていました。
それでも特養職員に言わせると「これくらいは当たり前。」なのだそうで、この言葉から想像するに、これが法寿苑職員の日常であり、法寿苑に限らず、これが全ての介護職員の普通なのかもしれません。

 

 

 

 

 

 

 

全4回研修の第1回目、まだ始まったばかりの研修ではありますが、この研修で法寿苑がどのように変るのか、また職員から出た意見、アイデア、要望を法寿苑がどこまで採用し解決出来るのか等々お伝えできればと考えていますので第2回、3回の研修報告させていただく際には宜しくお願いします。


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