投稿日:2022年01月14日
12月某日、トレード研修の2回目を行いました。
まず支援センターのケアマネがお邪魔したのは23番館。
ご利用者様に挨拶を兼ね、お話を伺います。
「エエところやで。なんちゃ困らん。家に帰れんでも寂しくないよ。
だって(職員)みんなが優しいしなぁ。」
ありがたいお言葉をいただきつつ、ユニット内を見回します。
取材していると、ちょうど昼食の時間になりました。
おかずはレンジで、スープはIHで温め直し、ご飯もユニットで炊いています。
勿論ご飯の量は利用者様本人に「これくらいで良いですか?」と確認。
よそったご飯をそのまま手盆で渡すようなことは絶対にありません。
食事介助というよりも、お店でのお食事の提供のようで、お膳の配置もご利用者様によって変えていることに気が付きました。
一見すると、ご飯とスープの位置が逆に見えるお膳、しかし一人、一人異なる配置にしています。意図して行っていることは言うまでもありません。
なぜなら、盛り付ける前は全員同じ配置(右にお茶碗、左にお椀等)になっていたのを、敢えて盛り付け時に変更しているのを目にしたからです。
使用する食器も利用者様によって異なり、お膳の配置10名分、職員が覚えていないと出来ない事です。
あるユニットでは夜から朝早くにかけてイルミネーションを点灯しています。
聞けば職員が趣味を兼ねて自腹で購入したのだそうで、朝まだ暗い内でもイルミネーションが付いていたら利用者様が喜んでくれるのではないか。とか、夜暗くなるのが早くなったので、少しでも楽しい時間を過ごせてもらえればと職員。
職員自身の趣味を通じて利用者様に喜んで欲しい気持ちが存分に伝わって来ます。
ご利用者の皆様、職員の気持ちのこもったイルミネーション、お楽しみいただけていますでしょうか?
昼食の介助を取材させていただき、午前の部はこれで終了です。
次は午後の部になりますが、この続きはその2でご報告させていただきます。