トレード研修第2回目を行いました(その2)

投稿日:2022年01月15日

午後からお邪魔したユニット。職員が2名居室にて対応中。

 

 

 

 

 

 

 

リビングには2名のご利用者様がおられ、ご主人様や家族様のことを話されていました。
程なく居室対応中だった職員がリビングでの仕事に戻って来ました。

 

 

 

 

 

 

 

加湿器の水を余っていても一度捨てるように先輩職員が指示しています。
「何故捨てないといけないのですか?」質問した担当者に「カビ予防のため一度捨てるようにしています。」と先輩職員。
「担当者さんの家ではどうしていますか?」と質問。「水が無くなるまで使います。」と返答。
「あー家では、それもアリかなぁ(笑)。施設では、古い水が残ってカビの元にならないよう交換時に余った水は捨てるようにしています。」と返事がありました。
確かに水が無くなるまで付けていると電気代のムダにもなりかねません。
それを避けるために水が少なくなった時点で残った水は全て捨てて入れ替えるのだと教えてもらいました。

 

 

 

 

 

 

 

次に洗濯の仕方についても職員同士で確認中。最初喋っている内容が全く解らなかった担当者。
職員に直接聞きたいけれど、若干、皆さんお忙しそうで、声が掛け辛い雰囲気になって来ました。
研修中のケアマネから、先程の会話が汚物処理室にある洗剤物についての話であった事を教えてもらいました。

 

 

 

 

 

 

 

上の写真でみると工程は3つ。でも洗剤名や洗濯方法を巡って間違いなく、担当者の前を一瞬、よく解らない横文字が飛び交いました。
思わず「これって、就職後どの程度で学ぶレベルの話ですか?」と質問。
「これが出来なければ独り立ちにはならないので、初歩の段階で学ぶものです。」と返答が。
担当者から見れば一瞬、宇宙語に聞こえた横文字の高度な会話だったと思うのですが、何気ない仕事の中に高度な会話を駆使しつつお互いに確認していた24番館の職員でした。

 

 

 

 

 

 

 

続いてやって来た別のユニット。
こちらにはターミナルケアに入ったご利用者様がおられます。
ターミナルの方は30分に一度お部屋を確認させていただきます。

その最中、リビングにいた他の利用者様から「お茶が飲みたい。」とリクエスト。
話を伺っていたケアマネがユニット職員にお茶を提供しても良いか?確認しています。
何度もお茶を飲みたい方で、先程も沢山飲まれたので少しだけならとの回答がありました。

 

 

 

 

 

 

 

法寿苑では様々なご利用者様が生活しています。
入苑まではデイとショートステイを併用し、その後長期入所ユニットに入苑された方がターミナルケアに入ったご利用者様やお茶を何度も欲しがる利用者様をご覧になり「私も遂に老人ホームに来たんだなぁと思うようになりました。」そんな想いを、しみじみ語ってくれたことがあるそうです。

 

この日は日曜日ということもあり、どこのユニットも少ない職員配置での勤務でした。
前回書いた通り、やはりPC入力などは後回し、常に利用者様の要望に応えるように動き回っていたのが印象的でした。

 

 

 

 

 

 

 

この日、本来なら、あるユニットを最後に取材する予定だったのですが、午後に入りご利用者様がお亡くなりになったことを聞きました。
さすがに、職員も忙しくしているので取材なんか・・・。と考えていると、「これらも含めて法寿苑、特養、介護の現場ですよ。」と指摘がありました。
こういった事を自ら発信することによって、多くの人に介護の現場を知っていただくのも、私達の務めではないかとの考えもあり、次回、その3ではご利用者様がお亡くなりになったその時、私達がどのように働いているのかを皆様にご報告させていただこうと考えています。


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