投稿日:2018年06月04日
先日の記事でご紹介した弘恩苑の梅の実。その後の様子をご紹介します。
収穫した実は全部でこれだけ!総重量10kg以上あります。これを砂糖漬けにしていきます。
梅の実は洗って冷凍保存されていました。鮮度保持のためだけでなく、冷凍することで果肉が柔らかくなり、出来上がるまでの時間を短縮できるのだそうです。
プラスチックの樽に、梅と白砂糖を交互に詰めていきます。一見すると、粗塩で漬物を作っているようにも見えます。
樽は全部で4本できました。
ラップと輪ゴムでしっかりフタをして、冷暗所に置いておきます。
~1週間後~
だいぶ梅の水分が出て、なにやら泡立ってきました。
底から混ぜて、しっかり漬かるまで、さらに1週間ほど寝かせます。
~さらに1週間後~
こんな感じになりました。梅ジュースの出来上がり。
梅酒みたいなオレンジ色になるとばかり思っていましたが、意外にも、ほんのり赤みのあるシロップができ上がりました。
取り出した梅の実は、市販のビン入り梅酒に入っている梅のような、やや半透明な感じに。
つやつやしていて、これだけを食べても美味しそうです。
そして、この日のおやつはシロップを寒天で固めた梅ゼリーが振る舞われました。
ゼリーにすると、あの赤い色はほのかに着いている程度になりました。
少し試食させてもらったところ…
…非常に濃厚な味!
ほんの少し、梅の実本来のクセが感じられますが、そのおかげで「梅感」が引き立って、市販品にはない、とても風味豊かなゼリーができました。
たくさん作ったので、特別養護老人ホームだけでなく、デイサービス利用者の皆さんにも召し上がっていただきました。
時あたかも九州・四国が梅雨入りした日。曇天ですっきりしない天気でしたが、爽やかな味わいが楽しめるひとときになったのではないでしょうか。