投稿日:2019年03月07日
特別養護老人ホーム香色苑の2月の高齢者支援推進事業は『おくすり相談会』です。今回は、NP屋島西調剤薬局・岡内優典氏をお招きし、かかりつけ薬剤師や薬の飲み方のお話を伺いました。
当施設でも多くの利用者様が服薬されていますが、服用方法を守らなかったり、食べ物との飲み合わせが悪いと効果が出ないことがあります。今回は、正しい薬の飲み方を中心にお話しいただきました。
講師の岡内氏です。プロジェクターを使って利用者様に分かりやすくご説明いただきました。
まずは、かかりつけ薬剤師について
かかりつけの病院やお医者さんというのは聞いたことがありますが、薬についての急な相談や薬の管理などのアドバイスをもらうために、薬剤師さんもかかりつけを見つけておくことが大事なようです。
薬剤師さんに色々相談することで、薬の副作用についても軽減できる情報が聞き出せたりするのでオススメです♪
次は、薬の服用について、
食べ合わせが悪いと・・・とよく言いますが、薬との相性は『飲み合わせ』と言うようです。
例えば、血液をサラサラにする薬・ワーファリンとグレープフルーツや納豆との飲み合わせは、作用を弱めるのだそうです。また、飲酒についても効能に影響があるので控えましょう、と話されました。
また、お薬は水、白湯で服薬するのが体に良いことを教えていただきました。
薬局でもらう薬は、その人に合った調剤で処方されています。薬剤師さんからのアドバイスを良く聞き、用法・用量を守って服薬しましょう(^o^)
最後は、クイズ形式で風邪に関する豆知識をお勉強♪
皆さんもお考えください・・・
では、答え合わせ♪
① 風邪予防という点においてはイソジンは効き目が強いので、水だけでも十分に風邪予防になります。
② 風邪の中には、ウイルス性の風邪があります。細菌には効果的ですが、ウイルス性には抗生物質は効果ありません。
③ 最近では、頭やおでこを冷やしても十分な解熱にならないといわれています。わきの下や背中など広い範囲を冷やすと効果的のようです。
④ 昔は、熱があったらお風呂は控えるようにいわれていましたが、今は、少しの発熱では入浴することで加湿され、十分な睡眠も取れ、早く治るといわれています。ただし、湯ざめには注意が必要です。
いかがですか?お話を聞く中で、皆さん意外な答えで驚かれていました。昔から聞いていたやり方は、実は間違っていたんだと改めて今回お話を聞いて勉強になりました。
薬の飲み方から、風邪の話まで、分かりやすく説明いただき、利用者様だけでなく、職員も勉強ができた相談会となりました。