先輩職員の声 (特別養護老人ホーム弘恩苑・介護職員・男性・6年目)

投稿日:2020年08月25日

※本記事は、職員へのアンケートに基づいて行ったインタビューを再構成したものです。

――弘善会に就職する前と就職してからのキャリアを教えてください。
弘善会に就職して現在6年目です。それ以前は事務系の仕事をしていました。

――弘善会に就職しようと思ったきっかけは?
自宅で家族が祖母を介護する姿を見て自分も何か手伝えることがあればと思い介護の勉強を始めました。弘善会で実習した際、職場の雰囲気が良かったこと、担当させていただいた利用者様に、また会いたいと感じ弘善会に就職しようと思いました。

――とはいえ、まったく別の世界から介護を目指したわけですが?
以前(の仕事)はPCの前で黙々と仕事をして気が付けば一日誰とも喋っていないこともありました。家族が介護する姿を見ていて会話(コミュニケーション)は介護にとって重要な要素だと感じていて、これまでの仕事と全く異なる業界に興味が湧いたのも転職したきっかけになりました。

――あなたが考える、弘善会で働くことのメリットは何ですか?
2つあって、一つ目は経験豊富なスタッフが多く新しく入ったスタッフでも時間をかけて学ぶことが出来る点、もう一つは急な体調不良や家庭の都合にも全員でカバーしながら休みを取ることができる点です。

――もう少し詳しく教えてください。
昨年弘恩苑に異動してきました。それまで法寿苑で働いていたとはいえ異動してしまえば新人職員同様、利用者様のことなんか何も解らないゼロからのスタートです。その際、近くに先輩職員がいて聞くことができて、今も仲間に囲まれて色々教えてもらいながら仕事をしている実感があります。

――仕事をする上で大切にしていることはありますか?
場の空気を和ませること、利用者様、職員共に楽しんで過ごせるように声掛けの仕方を工夫しています。

――それってとても難しいですよね?
難しいです(笑)。でも何か話をするにしても不満顔で喋るのとユーモアを織り交ぜて喋るのでは聞く人の捉え方も全く変わってくると思うんです。せっかくなら皆が笑ってもらえるような会話(コミュニケーション)をしたいと普段から心掛けています。

――今まで仕事をしていて、嬉しかったことを教えてください。
複数の職員がフロアにいる際でも、利用者様から私の名前を指名して依頼された時は信頼を得られた気がして嬉しかったです。

――逆に今まで仕事をしていて、辛かったことがあれば教えてください。
やはり利用者様がお亡くなりになって退苑される際は辛い瞬間です。でもその後、ご家族様から労いの言葉をいただくことがあります。その瞬間、自分のやって来た事が認められたような気がして、辛さや寂しさは勿論ありますが、反面、ここでの生活を楽しんでくれていたんだなぁと感じる瞬間でもあります。

――休日等、プライベートな時間の使い方を教えてください。
ランニングが趣味で丸亀ハーフマラソンなどにも出場しています。また2年くらい前までは、リレーマラソンに弘善会の職員同士でチームを組んで出場していました。職場の仲間部門みたいなのがあって、結構いい成績だったんですよ(笑)

――今後の目標は何ですか?
ケアマネの資格を取りたいと考えています。2年前に介護福祉士資格を取得しました。昨年は喀痰吸引の資格も取ることが出来ました。自分のステップアップの過程に資格があり、これらの資格を得ることによって成長を実感できるのはこの仕事の良い所だと考えています。今後は現場目線の介護だけでなく別の視点でも考えられる職員になれたらと考え今後の目標にしています。また、こんな働き方が出来るのもこの仕事の良い所だと思います。

――最後に求職者のみなさんへメッセージをお願いします。
世間がイメージする介護と実際にやってみる介護では先に述べたように全く違う部分もあります。尚且つ年齢や性別に関係なく、自分の成長を実感しながら働くことが出来る職場です。そんな職場で一緒に働いてみませんか?

 

(取材担当者より)

法寿苑で4年勤務し昨年弘恩苑に異動でやってきた職員です。
弘善会で働くメリットについて教えてもらった際、法寿苑ではユニット間の異動もしたことがなく、初めての異動がまさかの施設間異動で驚いたことを教えてくれました。「異動直後は知らない人(職員)ばかりで不安でした。」との言葉とは裏腹に、話をよく聞いてみるとマラソンで一緒に走ったメンバーもいれば、前施設で一緒に働いていた職員、その職員のことは直接知らないけれど夫婦で働く職員が多い弘善会ならではの「あーこの人があの人の旦那さん(奥さん)かぁ。」ということもあったそうです。
2年に1度の職員旅行はこれまで長野(上高地)と沖縄に行ったエピソードも教えてくれました。さらに永年勤続の職員旅行についても今年、参加希望していたそうです。コロナの影響でなくなってしまいましたが、担当者には来年以降再開されれば行く気満々に見えた6年目のスタッフでした。

(注:本記事は2020年8月取材時点での内容です)


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