投稿日:2021年10月11日
※本記事は、職員へのアンケートに基づいて行ったインタビューを再構成したものです。
――弘善会に就職する前と就職してからのキャリアを教えてください。
弘善会に就職するまでは、幼稚園教諭として3年間勤務していました。
平成13年に弘善会に就職し、最初は香色苑デイサービスに配属になり7年勤務しました。その後香色苑特養で3年、再び香色苑デイサービスで2年勤務し、法寿苑デイサービスに異動となり現在に至ります。
――弘善会に就職しようと思ったきっかけは?
小さい頃、両親が仕事をしていたため祖父母と過ごすことが多く、おじいちゃん子として育ちました。子どもが大好きで幼稚園教諭になったので、今度は大好きなお年寄りに寄り添う仕事をしたいと思ったのが就職したきっかけです。
――幼稚園教諭から介護ですか?
子ども、お年寄り、人が好きなので次のチャレンジとして介護を考えていました。この仕事をしていて幼稚園時代の教え子が弘善会に職員として就職してきた時は本当に驚きました(笑)
――教え子さん(職員)とはどんな再会になったんですか?
名前を見た瞬間、私は解ったんですけど、むこうは(小さかったこともあり)全然覚えてなかったんです。でも今、先生って呼ばれています(笑)他にも幼稚園時代保護者だった人(現弘善会職員)と忘年会の席上でバッタリなんてこともありました。
――仕事をする上で大切にしていることがあれば教えて下さい。
自分の家族を通わせたいと思えるような、あったかいデイサービスにしたいと考えています。ご利用者様や職員の話を聴き信頼関係を築くことを大切にしています。
――信頼関係についてもう少し詳しく教えて下さい。
ご利用者様やご家族のお困りごとや悩みを、お聴きしたり、体調面の把握やこまめな声かけを続けてきました。経験を積み重ねることで少しでも頼られる存在になれたかなと感じられ嬉しい気持ちになります。職員との信頼関係についても女性職員が多い職場なので親として母として家族は大切だと伝えています。だからこそ、誰かのお子さんが体調不良になった際には休んでもらい残ったメンバーでカバーするようにしています。お子さん(家族)が元気になって復帰したら今度は他の誰かを助けてあげる、「お互い様だよ。」という言葉をかけるようにしています。
――あなたが考える弘善会で働くメリットは何ですか?
3施設ある利点を活かして特養、デイ、ヘルパー、自分の状況にあった働き方(就業時間や曜日指定の就労日)が選べる点、また福利厚生が整っている点は良いところだと思います。
――今まで仕事をしていて、嬉しかったこと、心に残ったことを教えてください。
法寿苑に異動後、用事があって香色苑に行った時、香色苑のご利用者様が私のことを覚えて下さっていて声をかけていただいたこと、ご利用者様の笑顔がみられること、それから幼稚園の教え子が職員として同僚になったことです。
――あなたのストレス解消法を教えてください。
コロナ禍以前はカラオケや家族での外食をしていました。ドラマが大好きで毎日録画して見ています。最近では「TOKYO MER」や「ナイト・ドクター」などにハマっていました。
――休日等、プライベートな時間の使い方を教えてください。
ショッピングや外出が大好きでコロナ禍以前は家族でお出かけしていました。今は子どものバレーボールの送迎や観戦で忙しくしています。
――今後の目標は何ですか?
いろいろな知識を身につけ誰かの役に立ちたいと考えています。また今以上に働きやすい職場を作ることです。
――求職者の皆様へメッセージをお願いします。
沢山ある施設の中で“(就職したのが)弘善会で良かった”と思っています。仕事をする上で人間関係は重要です。弘善会は施設長はじめ事務長、上司がしっかり話を聴いて気持ちを受け止めてくれます。職員同士の雰囲気も良くて働きやすい!子育て世代のお母さんには仕事と家庭を両立できる場、新卒の方には優しい先輩が教えてくれたり、イベントもあって楽しく働ける職場です。人との出会いや関わりって素晴らしく癒されますよ!!
(取材担当者より)
職員同士の信頼関係の話の中で彼女自身のお子さんが体調不良となり学校(保育園)から連絡があった際、他の職員から「普段あなたが一番大切にしている『仕事をするためには、まず家庭を大事に』の部分なのだから、こういう時こそ早退して子どもの傍にいてお母さんをしないといけない。」と言われたエピソードを教えてくれました。
新人職員時代、先輩職員からタオルの畳み方や入浴後のシャワーの向きまで「なぜ、このようにしている(しなければならない)のか」を理由まで細かく教えてくれたことで、今でも法寿苑デイサービスでは新人職員に対して理解できるように教えることを心掛けているのだそうです。また介護の道を志す方へのメッセージとして経験の有無ではなく、おじいちゃん、おばあちゃんが好きと思える気持ちこそが大切、まずはチャレンジしてみてはとの言葉がありました。
今回、この職員に取材を申し込んだのは、“弘善会では様々な働き方がある”のを知ってもらいたかったから。そういう意味で弘善会に就職して結婚し家庭を築き母として副主任としての(弘善会での)働き方を知って欲しい気持ちが取材担当者にありました。もちろん今回の職員は家庭と仕事の両立までには相当の努力があったと思います。取材中もデイサービスの職員から急な相談や報告もあり、とても忙しそうな副主任。この記事を通して介護のことや弘善会の素晴らしさを沢山の人が知っていただければ幸いです。
(取材は2021年10月のもの)